中国ロボット産業連盟(CRIA)は23日に山東省青島市で開催した2020中国ロボット産業発展大会で、2019年の中国産業用ロボット市場統計データを発表した。データによると、昨年の中国産業用ロボット市場の販売台数は前年の減少傾向が続いたものの、年間販売台数は7年連続で世界一となった。うち中国国産ブランド産業用ロボットの販売は小幅増となった。中国新聞網が伝えた。
統計によると、昨年の中国産業用ロボット市場の累計販売台数は前年比8.6%減の14万4000台で、下げ幅が2018年より7.7ポイント拡大した。うち外資ブランドの販売台数は同12.2%減の約9万9000台、中国国産ブランドは同0.8%微増の4万5000台弱だった。中国国産ブランドの販売の伸び率は2018年よりやや低下したが、依然として成長を維持。外資ブランドの減少が続き、下げ幅が拡大。中国国産ブランドの販売全体に占める割合は前年比2.9ポイント増の30.9%だった。
中国機械工業連合会執行副会長、中国ロボット産業連盟執行理事長の宋暁剛(ソン・シャオガン)氏によると、市場全体の販売が減少する中、産業用ロボットの主な応用分野における販売も減少した。応用業界別に見ると、電気電子設備及び器材製造が4年連続で中国市場で最大の応用業界となった。その昨年の販売台数は前年比8.9%減の4万2000台超で、中国市場全体の29.4%を占めた。自動車製造業は依然として非常に重要な応用市場で、昨年の購入台数は3万3000台に上ったが、前年に続いて17.1%減少し、中国市場全体に占める割合が22.9%に低下した。
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