湖南省革新型省建設推進並びに科学技術奨励大会が27日、湖南省長沙市で開かれた。220のプロジェクト(チーム)が、2018年度湖南省科学技術賞を受賞した。湖南省党委員会の杜家毫書記、許達哲省長、李微微省政治協商会議主席が大会に出席し、授賞を行った。湖南省が「湖南省科学技術奨励規則」を改定してから初の授賞となった。科技日報が伝えた。
湖南省科学技術進歩賞は、今年初めて特等賞を設けた。スパコン性能ランキング「TOP 500」で6連覇を果たした、国防科技大学、中山大学、湖南大学、浪潮集団が独自開発した「天河2号スパコンシステム」プロジェクトが、特等賞を受賞した。天河2号は国家スパコン広州センターの業務メインコンピューターとなっており、2800以上の重点機関、800件以上の国家研究課題をサポートしている。大気・海洋環境、天文・地球物理、新材料・新エネなどの分野で多くの応用成果を上げている。25分で世界の向こう10日間の海洋シミュレーションを完了する。天籟計画や天琴計画による暗黒物質の探査、重力波の研究、さらには地球外生命体の探査をサポートしている。4時間でヒトゲノムシーケンシングの8カ月かかっていた作業を終える。国産大型旅客機C919の全機空気動力データの最適化を行い、6日で2年かかっていた作業を終えることができる。
同省は今年さらに「科学技術革新チーム賞」を増設した。中国科学院院士の譚蔚泓氏、兪汝勤氏、姚守拙氏が加わる湖南大学の「化学バイオセンサー革新チーム」、長沙理工大学の「広域送電網故障モニタリング・災害防止革新チーム」が受賞した。
湖南省科学技術奨励活動弁公室の朱愛君室長によると、湖南省は今年、若手研究者に特に注目し賞を授与しており、代表者のうち45歳以下が40%を占めている。また統計データを見ると、革新の主体である企業の受賞比率が上昇している。
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