40年前の義烏は浙江省中部の貧しく土地の痩せた農業小県でしかなかった。しかし古くから商売に携わってきた義烏の人々は、農閑期になると、でんでん太鼓を片手に物売りに勤しみ、開放の扉を開いた。義烏の日用品市場は5世代にわたり、11回の拡張を経て、すでに「世界最大の日用品卸売市場」に成長している。新華網が伝えた。
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国務院は2011年に「義烏国際貿易総合改革試行」を批准し、義烏に市場先行試験の自主権を与えた。義烏の日用品市場取引額は、2017年まで26年間連続で全国専門市場の首位をキープしている。市場の経営面積は640万平方メートル以上、取扱店は7万5000店で、180万種以上の商品が世界210カ国・地域に販売されている。また、義烏市はEC全産業チェーンサポート体制の構築も完成させ、義烏市の2017年のEC取引額は2220億元(約3兆5000億円)に達し、義烏卸売市場の同年の取引額(1493億元)を大幅に上回った。
義烏市は近年、積極的に国の「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブに呼応している。中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」(義烏)はすでに義烏-中央アジア・ロンドン・スペインなど9本の路線を開通させており、34カ国・地域を網羅している。日用品、金具など約2000種の中国製製品が含まれる。統計データによると、現在100以上の国・地域の約1万5000人の域外業者が義烏に常駐しており、そして毎年この新興国際貿易都市を訪れる域外バイヤーは延べ50万人以上にのぼる。義烏市は現在、新たな国際貿易総合改革試行実施計画を開始している。国際貿易総合改革試験区のさらなる建設により、同市を「世界に売り、世界から買う」という世界の「小商品の都」にする。
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