2018年全国高性能計算学術年次総会(HPC China 2018)が18日、山東省青島市で開かれた。その重要内容であり、業界から注目を集めている2018年中国スパコンTOP100も同日午後に発表された。
今回のランキングの最大の見所は、国家第13次五カ年計画高性能計算特別プロジェクト課題の3台のE級スパコンである「神威」E級プロトタイプと「天河3号」E級プロトタイプ、「曙光」E級プロトタイプが、性能ランキングで4位、6位、9位といずれもトップ10に入ったことだ。同ランキングを発表した中国科学院計算技術研究所の張雲泉研究員は記者に、「過去のデータに基づき推算すると、E級スパコンは2019年頃に誕生する可能性がある」と話した。
トップ3は変化がなく、国家スパコンセンター無錫センターに設置されている「神威・太湖之光」、国家スパコンセンター広州センターに設置されている「天河2号」、国家スパコンセンター天津センターに設置されている「天河1号A」だった。
メーカーのシェアをみると、中科曙光とレノボが各40台で1位になった。中国科学院関連企業の両雄が首位で並ぶのは4回目。うち曙光は同ランキングで9回首位になっている。昨年首位だった浪潮集団は12台で、両社に続き3位となった。トップ3はランキング全体の92%を占めた。
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