2018年5月8日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、シンガポール−クアラルンプール高速鉄道は年内に入札が始まる予定だが、日本が受注の切り札として最先端の顔認証システムを提供する計画だという。
宮川眞喜雄駐マレーシア大使は7日、シンガポール−マレーシア間を通勤する場合、通関に時間がかかれば高速鉄道を利用しても非効率的に感じてしまうはずで、顔認証システムを導入すれば通関は自動化でき利便性も高まると話した。
日本はさらにイスラム債(スクーク)や車内サービスから通関まで全体をカバーできる会計システムも提供するという。宮川大使は、新幹線は1964年の運行開始から現在に至るまで乗客の死亡事故は1件も起きていないと語った。
宮川大使は新幹線で培った技術をマレーシアとシンガポールに積極的に移転したいとし、「新幹線方式を採用するインド初の高速鉄道計画(ムンバイ−西部グジャラート州アーメダバード)でも日本の専門家150人が技術を移転する」と話した。
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