今年は61人が中国科学院院士に当選した。平均年齢は54.1歳で、最年少が46歳、最高齢は67歳となっており、60歳以下が91.8%を占めた。中国科学院学部工作局の李◆局長(◆は女へんに亭)は、「中国科学院院士の高齢化問題がほぼ解消された。現在、院士の数は800人で、内訳は大学から380人、中国科学院関連から300人、国の部・委員会、軍隊関連、業界産業部門から120人となっている」と話した。科技日報が伝えた。
中国科学院学部主席団は今年の審査で、新興・学際的学科及び国防・国家安全分野への支持をさらに強化した。新興・学際的学科特別推薦枠を設け、国防・国家安全特別推薦チームをつくり、さらに新興・学際的学科候補者を支持する特別枠を設けた。学部主席団のメンバーである秦大河氏は、「今回の審査で、各学部は規定の割当のほか新興・学際的学科候補者を1人追加できた。この仕組みで当選者の割当を増やしたのは計5学部。院士チームの学科構造が今回、さらに改善されたと言える」と説明した。
今回はさらに外国籍院士16人が当選した。うちアンドレ・ガイム氏、フレイザー・ストッダート氏はノーベル賞受賞者となっている。
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