2017年11月25日、中国メディアの澎湃新聞は、世界の高級ブランド品消費が回復していると伝えている。
ベイン・アンド・カンパニーの「2017年世界の高級品市場レポート」によると、世界の高級品市場の規模は1兆2000億ユーロ(約159兆億円)に達し、個人向け高級品販売高は過去最高を記録したという。
高級品の消費回復を支えているのが、消費の32%を占める中国人だ。マッキンゼー・アンド・カンパニーの統計によると、中国は25年までに760万世帯が高級品を総額約1兆元(約16兆9000億円)購入すると予測されている。
中国ではかつて、高収入世帯が高級品消費の中心だった。だが現在は、可処分所得が年1万〜1万6000ドル(約111万〜167万円)の新興中産階級世帯が中心となり、働く女性の増加や若いミレニアム世代(18〜34歳)が高級品消費を支える存在になっている。
中国での高級品消費はネットショッピングが主流となっている。若い世代でその傾向が強く、若者の高級品諸費は40%がオンライン販売によるものだという。
そのほか、現在ではまだ海外での消費が多くを占めるものの、中国国内での消費も徐々に割合が増えつつあるという。
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