中国聯通(チャイナ・ユニコム)は22日、「雲の上の高速ネットワーク時代」がすでに到来したと発表した。同社傘下の航空Wi-Fi事業を展開する聯通航美ネットワーク有限公司は、東方航空や南方航空などの航空各社向けに開発した航空インターネットソフトを、すでに80機以上に搭載している。来月上旬より旅客に地上のネットワークとほぼ同レベル速度の高速航空ネットワーク体験を提供できると見られている。北京日報が伝えた。
聯通航美ネットワーク有限公司の周宏副総経理は、「航空ネットワーク事業はオンライン・オフラインの製品とサービスを統合し、産業チェーンを従来の航空券以外の価値範囲まで拡大し、旅客のインターネット生活シーンと深く結びついていく。当社は中国航空各社に対して、業界内で先進的な総合ソリューションプランと運営プランを提供し、旅客が低価格航空インターネットサービスを利用できるようにする」とした。
同社によると、世界的に主流な衛星通信技術は伝統的なKuバンドを採用しており、速度はやや遅い。衛星通信技術の発展に伴い、同社は総合ソリューションプランを提供し、地上のネットワークと速度がほぼ同等の、高速かつ安定的な航空ネット接続体験を提供する。
中国聯通はすでに衛星ネットワーク許可及び機内事業経営許可を取得しており、アジア最大の衛星通信インフラを持つ。世界衛星通信ネットワークを構築し、航空インターネット3大メインステーションシステムを構築しており、国内航空各社の各種アビオニクス装置に対応している。
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