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31日 1月 2020
世界経済フォーラム(WEF)の第50回年次総会(ダボス会議)が21日、スイス東部の小都市ダボスで開幕した。テーマは「ステークホルダー(利害関係者)がつくる、持続可能で結束した世界」。各界の代表がダボスに集まり、世界の持続可能な発展についてパワーを結集することになる。新華社が伝えた。...
31日 1月 2020
日本の共同通信社が19日に伝えたところによると、日本政府は目下、国内の主要空港が国際線搭乗手続きに「顔認証」システムの導入をサポートすることに力を入れている。顔認証による搭乗手続きを早急に実現して、手続きの効率を高め、旅客の待ち時間を短くすることを目指す。今春より、成田国際空港と羽田空港は一部路線で同システムを導入しており、関西国際空港も導入を積極的に検討中だ。 顔認証による搭乗手続きとは、搭乗券を受け取る、荷物を預ける、座席を決めるといった搭乗手続きを行う際に、カメラが撮影した旅客の顔写真をパスポートや利用する便の情報と関連づけることをいう。保安検査場と搭乗口で、旅客はパスポートと搭乗券を提示する必要がなくなり、カメラが自動的にその顔情報を読み取って、関連づけられた旅客の情報と照合する。 2017年、日本は20年に訪日外国人観光客がのべ4千万人を突破し、30年にはのべ6千万人を達成するとの目標を掲げた。このため、日本政府はさまざまな措置を取ってサービスの質を高め、より多くの観光客が日本に旅行に来るよう誘致している。夏には東京五輪が開催され、大勢の外国人観光客が航空機で日本を訪れる見込みだ。 一方、利用客数が増加を続けるのにともない、日本の各大手空港では対応しきれなくなってきた。統計によると、18年の成田空港の旅客処理能力はのべ4317万人に達し、4年連続で記録を更新した。成田空港に行くと、国際線の手続きカウンターはどこも長蛇の列で、順番が来るまで1時間も並ばなければならないときもある。 成田国際空港会社(NAA)の浜田達也専務取締役は、「空港の既存設備の拡充が難しい状況の中で、旅客数の大幅増加に対応するには、既存設備の作業効率をいかに高めるかがより重要になる。顔認証サービスがこの問題をうまく解決してくれる。分析によれば、顔認証手続きを導入すれば、セルフチェックインが7分以内で済むようになり、保安検査は10分以内で完了する見込みだ」と述べた。 顔認証搭乗手続きには多くの優れた点がある。旅客は搭乗券もパスポートも提示しなくてよくなり、列に並ぶ時間が効果的に短縮される。空港側は手続きカウンターや搭乗口に配置する人員を削減することができる。成田空港と羽田空港は出国審査に顔認証システムを導入済みで、関連の手続きがすべて顔認証によって完了する。このシステムのサプライヤーであるNEC(日本電気株式会社)は、「認証システムはいろいろな複雑な条件下でも人の顔を識別できる」と胸を張る。 日本の国土交通省は空港が顔認証専用設備を購入した場合に費用の一部として補助金を交付するほか、成田、羽田、関西の3大空港以外の主要空港にも顔認証搭乗手続きを導入し、手続きの処理の満足度向上に向けて努力するよう呼びかけている。 日本メディアは顔認証搭乗手続きは便利であると同時に、個人情報漏洩のリスクがつきまとうと懸念する。顔写真などの個人情報が外部に漏れるのを防ぐため、日本政府は空港が本人の身元確認以外の用途に情報を利用してはならないとし、また情報は取得から24時間以内に削除するとしている。また空港は乗客が顔認証による搭乗手続きと従来の方式での搭乗手続きと、どちらも自由に選べるようにするという。
31日 1月 2020
「マスクは今朝早く売り切れました。ご入り用でしたら、午後2時にいらしてください。追加発注した商品が届く予定ですが、30分ほどで売り切れると思いますので、必要でしたら早めにいらしてください」。上海のドラッグストアでは、店員が数人の顧客にこのような説明を行っていた。...
31日 1月 2020
春節(旧正月、今年は1月25日)が近づき、人々は気に入った正月用品や正月用贈答品をせっせと購入し、買い物ラッシュが到来した。大手ECプラットフォームは春節に合わせて「正月必需品」を打ち出したり、「正月用品祭」を行ったりして、春節消費を後押ししている。消費の特徴をみると、様々な商品の中で、消費者が真っ先に選ぶのは品質が確かでデザインがしゃれている新しいタイプの国産品が多く、こうした「新国産品」は今や大勢の若い消費者のカートを「占領」しつつある。新華社が伝えた。 北京で働く山東省■(さんずいに維)坊市出身の陳媛さんは、ECプラットフォームで7-8点の商品を一気にカートに入れた。ダウンジャケット、美容製品・化粧品などのほか、白酒のスペシャル贈答ボックスも選んだ。「プラットフォームの正月用品祭は価格が手ごろで、ブランドもパッケージもなかなかいい。休みになったら車で実家に帰り、父にプレゼントする」という。 しゃれた国産品が人気を集めるのはECプラットフォームの中だけではない。関連の情報によると、このほど滴滴出行、携程旅行網、ユニリーバ、小鵬汽車などの企業の社内年次総会で、小米傘下のテレビ、携帯電話、電動二輪車、スマートブレスといった各種スマート製品、また華為(ファーウェイ)の携帯電話などが、これまでの海外ブランド品に代わってプレゼントとして登場し、社員たちに大いに喜ばれたという。 こうしたケースから、国産品ブランドが正月用品の中で徐々に大きな地位を占めるようになったことがうかがえる。エッジの効いた化粧品から携帯電話の新機種まで、ネットで人気の食品からクリエイティビティに富んだアパレル製品まで、国産品が「中国ブーム」を引き起こし、次々に登場する各種の新国産品が、大勢の若い消費者を引きつけている。 新国産品とされる商品には、古いものをブラッシュアップして新しいものを打ち出す「中国ブーム」に乗った老舗もあれば、斬新なデザインのクリエイティビティあふれる新ブランドもあり、国際市場に打って出る「中国智造」(中国のスマート製造)もある。春節が近づくと、各大手ECプラットフォームはさまざまな新国産品が集中的に展示され、競い合う舞台になる。 データも力強い支えを提供する。天猫公式サイトの薦める「よい商品」ランキングの天猫Vランキングはこのほど、春節をテーマとするコンテンツを発表した。携帯電話Vランキングでは、ランク入りした15製品のうち、12製品がファーウェイ、小米、vivo、OPPO、栄耀、realmeなどの国産ブランドだった。薄型テレビVランキングでは、13製品のうち国産ブランドが12製品を占めた。スマートウォッチ、スマートロック、牛乳、ナッツ類、飲料のVランキングでも、国産商品が多数を占めた。 業界関係者は、「経済の急速な発展にともなって、特にここ数年はファーウェイ、小米、海爾(ハイアール)といった一連の『中国製造』(メイド・イン・チャイナ)の精鋭が発展を遂げ、これは製品の質に対する消費者の要求に大きく応えただけでなく、テクノロジーとファッショナブルな要素に対する若い消費者のニーズをよく満たし、若者の文化に対する審美眼に呼応している。それにより、人々の心の中に占める国産ブランドの地位を絶えず上昇させることになった。これが『新国産品』流行の重要な原因だ」と指摘した。 実際、各方面が新国産品の今後に高い期待を寄せる。昨年5月、阿里巴巴(アリババ)は「新国産品プラン」を発表した。今後は全国1千ヶ所の産業クラスターの全面的なデジタル化バージョンアップを支援し、年商10億元(1元は約15.9円)以上の国産品200ブランドを創出するよう支援し、老舗200社を年商1億元以上になるようバックアップするとした。 小米はより規模の大きな消費関連のIoT(モノのインターネット)を構築しており、膨大な数の新国産品や新アプリケーションとリンクする。このプロジェクトのため、今年1月初めに社員向けに出した内部文書では、19年初めに打ち出した5年で100億元規模の「AIoT」(人工知能<AI>とIoTの連携)を達成するとの戦略をバージョンアップして、5年で500億元規模の「5GプラスAIoT」を達成するとし、あらゆるシーンでの5Gの優位性獲得を重点に据えた。 携帯電話、テレビ、ノートパソコン、スマートホーム、バッグ・服飾品……各業界に質と評判を兼ね備えた新国産品ブランドが登場した。春節期間は集中的買い物ラッシュの時期として、新国産品の一連の人気商品が生まれることは確実で、新たなトレンドを生み出すことも考えられる。全体としてみると、新しい技術、新しいモデル、新しいクリエイティビティが絶えず応用されるようになるにつれて、新国産品の牽引するトレンドが始まったばかりかもしれない。
31日 1月 2020
中国黄金協会が21日に発表した統計データによると、2019年に中国の金地金生産量は380.2トンに達し、13年連続で世界一をキープした。新華社が伝えた。...
31日 1月 2020
商務部(省)の銭克明副部長が21日に国務院新聞弁公室で行われた記者会見で明らかにしたところによると、2019年には、中国の社会消費財小売総額は41兆2千億元(1元は約15.8円)に上り、前年同期比8%増加した。消費は経済成長に対する寄与度が57.8%となり、GDPを3.5ポイント引き上げ、6年連続で経済成長の最大の牽引力になったという。新華社が伝えた。...
31日 1月 2020
国家じゃがいも主食産業化科学技術革新連盟がこのほど、北京市で設立された。中国農業科学院党組書記の張合成(ジャン・ホーチョン)氏は設立大会で、「中国のじゃがいも主食化戦略が始まってから5年にわたり、協同革新により関連技術の研究に重大な進展を遂げた。初めてじゃがいもと3大主要食糧の2.5:1という栄養等価係数を掲げた。それは、じゃがいも2.5食分が提供する栄養価が、米、小麦またはとうもろこしの1食分にほぼ相当するということだ。じゃがいも主食製品が血圧、血糖、血中脂質に対して一定の抑制的役割を果たすことを科学的に論証した」と説明した。科技日報が伝えた。 農業農村部の余欣栄(ユー・シンロン)副部長によると、じゃがいも主食開発の実践は、小さなじゃがいもが大きな産業になりつつあり、人々の健康についての消費をけん引し、農業における質の高い発展も後押してしていることを示している。じゃがいも主食開発は5年にわたり顕著な成果を上げた。主食類型の革新が続き、すでに6大シリーズ・300種以上のじゃがいも主食製品が開発されており、機能の拡張が続いている。加工技術の改良が続き、じゃがいも全粉加工プロセスにおいて成形が難しく、麺が切れやすく、煮ることに弱く、スープを濁らせやすいといった技術の難題を解消した。また、連続プレス、自動成形、自動セッティングなどの重要設備の改造を行い、真空ミキサー、一体型麺作りの機械、恒温・恒湿スマート熟成などの新型設備を開発し、じゃがいも主食加工能力を大幅に向上させた。
31日 1月 2020
広東省の人民病院感染科病棟では29日、ロボットの「平平」と「安安」が導入された。...
31日 1月 2020
2020年1月29日、中国経済に詳しい李雪連・丸紅経済研究所シニア・アナリストが日本記者クラブで会見し、米中対立、新型肺炎が中国や世界の経済に与える影響などについて語った。李氏は、2020年の中国国内総生産(GDP)伸び率について、「当初19年の6.1%から5.8%に減速すると見込んでいたが、新型肺炎によるダメージは大きく、このままでは1%程度下押しする可能性もある」と予測。中国政府は「6%目標」を達成するために、(1)大規模な財政出動(2)政策金利の引き下げ(3)不動産購入規制の撤廃――など温存していた3つのカード(対策)を駆使し、5%割れなどハードランディングを回避し目標に近づけるだろうと指摘した。 李氏は中国外交学院卒業後、北京のNEC関連企業、早大大学院などを経て丸紅に入社し、米戦略国際問題研究所(CSIS)中国部への出向経験もある。2015年に丸紅経済研究所シニア・アナリストに就任した。 李雪連氏の発言要旨は次の通り。 2019年のGDP伸び率は米中貿易摩擦の影響もあり、6.1%と1990年以来の低成長となった。当初20年のGDPはさらに低い5.8%にさらに減速すると見込んでいたが、年明けに本格化した新型肺炎のダメージは大きく、このままでは1%程度下押しすると予想している。 中国政府は3月の全人代で「6%目標」を正式に決定すると見られる。この目標を達成するために、(1)大規模な財政出動、(2)政策金利の引き下げ、(3)不動産購入規制の撤廃――など温存していた3つのカードを駆使することになろう。同政府は新型肺炎のような緊急事態に備えてこれらの施策を温存していた。緊急対策により、20年のGDPは6%を割り込むものの大きな落ち込みにはならないと考える。 生鮮食品を除くコアCPI(消費者物価)は伸び鈍化が続いているが、アフリカ豚コレラによる豚肉価格高騰を受けCPIは約8年ぶりの高水準に上昇。国民食である豚肉のCPIに占める割合は2.4%(日本は0.4%)と大きく利下げの足かせになりかねない。過剰債務や設備などの構造問題も抱えたままであり、大規模な景気対策は成長率5%割れなどのハードランディングを回避するための「最後の砦」となろう。 2016年以降、不動産の規制が強化され、購入制限など過熱防止策が取られているが、これらの措置を緩和する可能性がある。20年以降、住宅市場が徐々に縮小。北京や上海などの大都市では人口流入や買い替え需要が見込まれる。 中国政府は景気の急低下を防ぐために対策を総動員することになろう。 新型肺炎の感染拡大により、世界経済への影響が懸念される。中国経済のウエイトが格段に増大しているため、総じて2002~2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)騒動の時よりも甚大になるのは必至である。 特に訪日中国人の激減などによる日本の景気への影響は多大。2003年の中国からの訪日客は44万人であり、現在(2019年は959万人)とは比較にならない。インバウンド需要に依存してきた小売業や宿泊・飲食サービス業への影響は大きい。アジア近隣諸国や米国や欧州などへの波及も見定める必要がある。
28日 1月 2020
世界的に有名な「アニメ王国」として、日本はグローバルアニメ分野でどの国も代わることのできない強い影響力を持っている。日本アニメーション協会が昨年12月9日に発表した「アニメ産業レポート2019」の統計によると、2018年度の日本アニメ産業(派生商品を含む)市場の総額は2兆円を超え、そのうち半数近くは海外市場から来ている。このデータも日本アニメの世界的な影響力を物語るものだ。文匯報が伝えた。 ■強大なアニメキャラクターがクリエーティブ産業発展の基礎固め 日本のアニメ産業は半世紀に及ぶ発展期を経て、今では巨大なシステムを形成するに至り、日本は世界最大のアニメの制作国であり輸出国となっている。同産業の発端は1920年代にさかのぼり、当時の日本の映画関係者が西側諸国の最新のアニメ制作技術を日本に持ち込み、アニメを試作したのが始まりだ。 1990年代以降、日本のアニメは国際市場でますます人気を集めるようになってきた。「獣兵衛忍風帖」と「攻殻機動隊」の2本のアニメ映画が1995年頃から世界的に有名になった。日本のテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などが世界各国の、とりわけ西側諸国の漫画アニメファンの注目を集めた。2002年には宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」がベルリン映画祭で金熊賞(グランプリに相当)を受賞し、第75回アカデミー賞で長編アニメ映画賞を受賞した。 アニメの流行にともない、アニメのさまざまなキャラクターが人々の心の中に深く入り込むと同時に、日本社会のあちらこちらに浸透するようになり、とりわけクリエーティブ産業に浸透した。強大なアニメ産業がクリエーティブ産業の発展に向けた着実な基礎を打ち立てた。 日本の漫画はアニメとゲームのクリエーティブの重要な源泉の一つであり、アニメゲーム産業の中核でもある。たとえば日本の漫画はテレビアニメ、アニメ映画及び各プラットフォームのゲームにリメイクされている。これと同時に、漫画の影響力はリメイクされることで拡大し、漫画家の思考スタイル、漫画の表現や芸術としての漫画、漫画の解釈の方法なども、日本の社会・文化に極めて大きな影響を与えた。 アニメのクリエーティブは派生商品に属する。おもちゃ、食品、アクセサリーなどの実物製品もあれば、音楽、画像、書籍などの文化製品もある。こうしたさまざまなスタイルのアニメクリエーティブ製品は、キャラクターを中心にして巨大な産業チェーンを構築し、業者に大きな利益をもたらしている。中国の「三国志」に詳しい日本の友人は、「以前は日本のアニメの『三国志』の影響を受け、その後、いろんなメーカーが打ち出したほぼすべての三国志ゲームをプレーし尽くした」と話す。そのため、彼は三国時代の人物や物語を熟知している。 ■フィギュア市場が発展中、スマート化が発展の方向 日本アニメ産業の発展にともない、派生したクリエーティブ製品が暮らしのあらゆるシーンに入り込むようになった。特におもちゃ市場でそうした傾向が強い。同産業が生み出した豊かな資源が、おもちゃ産業にたくさんの創作のインスピレーションと市場のチャンスをもたらし、両者が密接に協力する産業共同体を形成した。 18年、日本のおもちゃ市場の規模は8398億円に達し、そのうちフィギュアやプラモデルなどを代表とする趣味性の高いおもちゃが1400億円を占め、最大のシェアを占めている。フィギュア市場は日本では年々強化されており、その背後にある主な要因としてアニメが消費者とフィギュアとの間で感情をつなぐ紐帯になっていることがある。日本の70後(1970年代生まれ)、80後(1980年代生まれ)、90後(1990年代生まれ)は小さい頃から漫画アニメに親しみ、大人になっても好きなキャラクターのフィギュアに強い愛情を抱き続け、フィギュア市場の支え手の中心となっている。彼らのこのような嗜好が次の世代にも影響を与え、フィギュア市場の安定的な成長を支えている。 「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親と呼ばれる富野由悠季監督は以前、「現在制作されているガンダムのアニメはフィギュアを売るためのもの」と述べた。フィギュアは漫画アニメの派生商品の1つとして、多くの場合は著作権所有者が製造するのではなく、著作権所有者とライセンス契約を結んだメーカーが製造し、著作権所有者はライセンス料を受け取る。しかし日本の一部の玩具メーカーは著作権を買い取るだけでなく、アニメの制作に主体的に関わり、オリジナル製品を開発するところもある。日本の老舗おもちゃメーカーの株式会社壽屋はこのような取り組みを進め、大きな成功を収めている。 フィギュア市場に影響を与えるもう1つの主な要因は消費傾向の変化だ。以前は米国系のフィギュアと日本系のフィギュアの棲み分けがはっきりし、市場の販売状況には強い地域性がみられた。しかしここ数年は、インターネット技術の発展によって、アニメの伝播する範囲が拡大し、フィギュア市場では「東西文化の融合」も見られるようになってきた。たとえば「NARUTO-ナルト-」は欧米で人気が爆発し、「ONE PIECE」はアジアの消費者に非常に人気がある。壽屋の清水浩代副社長は、「フィギュア市場の拡大では、第1に消費者に自分の目で見て、自分の手で触れることのできる機会をより多く提供する。今はネット通販の時代だが、フィギュアの実物を直接見たり触ったりできれば、消費者の購買意欲をより強くかき立てることができる。第2にこれまでのような顧客を男女に分けてそれぞれをターゲットとする開発理念をやめ、男女問わずみんなに好きになってもらえる魅力を備えた製品を開発する必要がある。第3に人工知能(AI)技術の発展にともない、フィギュアもスマート化を方向性として努力すべきだ」と話した。 ■「匠の心」が地方の特色あるキャラクター製品を生み出す 強大なアニメ産業はクリエーティブ製品のデザインに人材を送り込んでもいる。日本では、大規模な商業施設にも路地裏のストリートにも、さまざまなスタイルのクリエーティブ製品があふれ、その場に身を置けば手ぶらで帰るというわけにはいかない。特に一部の地方の特色が極めて強いクリエーティブ製品は、今や現地の「生きた名刺」のような存在になっている。 観光業では、各地の特色あるクリエーティブ製品が観光地の大小さまざまな店にずらりと並び、観光地もそれぞれの文化的背景や自然の景観を踏まえて、独特の風情のクリエーティブ製品を打ち出す。そのため、観光客は日本の観光地へ行くと、それぞれに異なるクリエーティブ製品を目にすることになる。同じ商品でも「地域限定」のマークがあれば、そこでしか買えない限定商品になる。 このようなクリエーティブ製品には食品、文具、おもちゃ、記念品などがあり、食品類の多くは現地の特色を備えた食材で作られ、パッケージは文化的特徴と地域のシンボルを際立たせたもので、その地方の特色がよくわかるようになっている。おもちゃや記念品は特色ある建築物や景観をキャラクター化したデザインが多く、親しみを感じるものとなっている。 日本の観光地のクリエーティブ製品は量を求めると同時に、質をより追求し、日本の「匠の心」が製品を精巧なものにし、その品質を確かなものにしている。 実際の暮らしをみると、日本では地域によって文化や風土・人情が異なる。自分たちの地域の特色を際立たせるため、一部の地域はマンホールのフタのデザインにも凝り、現地の特徴を紹介すると同時に環境の美化もはかる。日本各地の警察でさえそれぞれのキャラクターがいる。各地の寺や神社などの宗教施設のクリエーティブ製品も特徴があり、きれいな布などに包まれたお守りなどは、宗教的な願掛けという意味合いのほか、素敵な装飾品という側面もある。神社では守護神をキャラクター化するところも多く、たとえば京都の伏見稲荷大社は守護神の狐をイメージしたさまざまなデザインのクリエーティブ製品を打ち出している。 また、日本では各地にゆるキャラがおり、かわいらしいゆるキャラには相当な経済効果があることが事実によって証明されている。各地のゆるキャラの中で最も有名なのは、おそらくここ数年大人気の熊本県の「しあわせ部長」ことくまモンだ。くまモンは最初はゆるキャラとしてデザインされ、同県に多くの観光収入や関連収入をもたらした。くまモンがかわいいイメージと独特のライセンス運営方式により、日本国内はもとより海外でも想像を超える人気を博すようになり、世界でも非常に人気のあるキャラクターになり、熊本県を世界に知らしめるようになるとは、最初は思いもしなかっただろう。

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